『フットボールマネージャー2024』発売記念座談会。Jリーグや海外サッカーファンなら絶対にハマる要素と初心者に役立つ攻略ポイントを語る

電撃オンライン
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 セガより、PS5/Xbox Series X|S/Switch/PC/Apple Arcade/Netflixにて11月7日に発売予定の『Football Manager 2024(FM24)』。サッカークラブの全権監督として勝利を目指すシミュレーションゲームの発売を記念して、シリーズ経験者3名が本作の魅力を語り尽くす座談会をお届けします。

■座談会メンバー
染谷広人:電撃オンライン編集者。好きなクラブはフィオレンティーナ。中堅クラブで上位を目指すプレイスタイル。
片岡龍一:ゲームライター。好きなクラブはACミラン。ほぼ毎作品で3チーム以上プレイするヘビーユーザー。
野村一真:元電撃オンライン編集長。好きなクラブはFCバルセロナ。主に下部リーグのクラブでのプレイを好む玄人肌。

※体験したバージョンには、権利者による監修中の情報も含まれています。現時点ではデータが正確に反映されておらず、一部のクラブや選手のアセットデータが表示されない場合があります。

※本記事は株式会社セガの提供でお送りします。

『フットボールマネージャー』の魅力とは?

染谷:みなさんの『フットボールマネージャー』シリーズのプレイ歴を、まずはうかがっておきましょう。自分も昔からプレイしていますが、ここのところは最新作をプレイできていませんでした。今回の『フットボールマネージャー2024』で最前線に戻ってきた感じですね。

片岡:すべてのシリーズ作品をプレイしているわけではありませんが、ほぼ毎作プレイしています。『フットボールマネージャー2005』から約20年の付き合いになっていますね。

野村:私も昔から『フットボールマネージャー』をプレイしていますが、片岡さんの方がプレイしているんじゃないかなと思います。

染谷:『フットボールマネージャー』ならではの魅力としては、どのようなものがあるのでしょうか?

片岡:サッカーファンにとっては、実在の選手やクラブが登場するところがたまりませんね。現実のサッカーに合わせて選手やクラブのデータが更新されるので、新作が出るたびに買ってしまいます。最新のデータでプレイしたくなるんです。

染谷:最新のデータで、若手の評価がどう変化したかが気になりますよね。

片岡:若手の評価は気になるところですよね。ゲーム内では期待の若手に“ワンダーキッド”という特別な称号が与えられています。ワンダーキッドを名選手に導くというのが楽しいところです。育成の状況によっては名選手に必ずなるわけではないというのも、このゲームの奥深さを感じさせますね。プレイする度に差がでるというのがおもしろい。

  • ▲将来超有望な“ワンダーキッド”として期待されるFCバルセロナのペドリ。

野村:選手データの作り込みが凄まじいですよね。“リサーチャー”と呼ばれる方が世界中にいて、現実のサッカーをもとに選手データを分析していると聞きました。今では1500人ものリサーチャーがいらっしゃるようです。

染谷:現実のクラブが、スカウティングに『フットボールマネージャー』を使っているという話も聞いたことがあります。

片岡:イングランドのエヴァートンFCが、スカウティングに『フットボールマネージャー』を使っているのは有名な話ですね。2008年頃から使用しているとのことでした。スポーツデータ分析会社のProzoneと『フットボールマネージャー』がタッグを組んだときも話題になりました。『フットボールマネージャー』が持つデータの信頼性が、それほどまでに高いということですね。

野村:選手データで思い出すのがメッシですね。メッシは少年の頃から将来を期待される存在でした。サッカーニュースでしか知らなかったメッシが、ゲームにはじめて登場したときはうれしかった。

染谷:メッシが『フットボールマネージャー』に初登場したときはうれしかったですよね。メッシはもちろん、ボージャンやイニエスタなど、FCバルセロナは将来有望な若手の宝庫でした。

野村:懐かしいですね。メッシがこれほどまでにすごい選手になるとは思いませんでしたが。

片岡:それは仕方がないでしょう。現実のサッカーは想像を越えていくものなんですよ。メッシが歴代最多となる8度のバロンドールを受賞するなんて、予想することはできませんでした。

染谷:ブレイク前のメッシを『フットボールマネージャー』で使えたという経験だけで、謎の優越感に浸れます(笑)。

片岡:メッシが活躍する前から知っていたと言えますよね。最近になって『フットボールマネージャー』をはじめてプレイした人に、「メッシが搭載されたばかりの頃はここまで強くなかった」と言うこともできる。そういったサッカーファンが語りたくなる要素が、『フットボールマネージャー』にあるんです。

  • ▲日本のJリーグでも活躍したイニエスタもUAEのクラブで現役続行中。

野村:現実のサッカーとゲームの『フットボールマネージャー』を照らし合わせる楽しみがあるんですよ。そこがとても楽しいですね。

片岡:現実での活躍を反映して、ゲーム内の能力値が強化される選手もいます。三笘薫はその1人ですね。ドリブルとスピードが高く評価されるようになって、ワールドクラスと呼べる左ウイングになりました。FIFAワールドカップやブライトンでの三笘の活躍が評価された形になるでしょう。

染谷:三笘はベルギーのクラブに所属していた頃は、まだ控え目な能力でしたよね。『フットボールマネージャー』をプレイしていると、現実のサッカーと照らし合わせたくなるのは自分も同じです。ゲーム内で閲覧可能な選手の経歴データを見るだけでも飽きない。

  • ▲現実の活躍が反映されてかなり強くなった三笘。

片岡:選手個々の成績がシーズン別でわかるのはすばらしいですよね。ネットで検索するよりも、『フットボールマネージャー』で調べた方が正確な経歴を知ることができます。ゲーム内では選手名で検索できるので、現実のサッカーの試合を観戦しているときも『フットボールマネージャー』で気になった選手を調べていますね。

野村:自分は下部リーグのクラブでプレイすることが多いので、自然とマイナーな選手を使うことになるんです。経歴データや能力値から選手を知っていくのがおもしろく、かつてはトップリーグで名を馳せた選手が下部リーグにいることもあります。“ミクー”の愛称で知られるベネズエラのニコラス・フェドールをリーグ3部のクラブで発見したときは、ちょっと切ない気持ちになりました。

  • ▲かなりのクラブを渡り歩いているミクー。

気分はタイムリープした監督! プレイヤーごとに千差万別なプレイが可能

染谷:50カ国以上の1000以上のクラブチームが登場する本作ですが、プレイするクラブはどのように決めていますか?

片岡:私は毎作3クラブはプレイしていますね。1クラブ目はビッグクラブでプレイし、2クラブ目は中堅クラブ、3つ目は現実でも応援しているACミラン。それぞれのクラブで数シーズン過ごしたあとに、新しいセーブデータで次のクラブをプレイします。

  • ▲膨大な数の実在クラブが登場。

染谷:クラブを変えてやり直すのはなぜでしょうか?

片岡:好きなクラブを3つ目にするのには、理由があるんです。1つ目のビッグクラブで最新作の雰囲気に慣れていきます。ここでは変更点を確認するのがメインになりますね。2つ目の中堅クラブでは、リーグ優勝やヨーロッパチャンピオンになるまでゲームを極めます。そうして得られた知識と経験をもとにして、最後に自分の好きなクラブで思う存分プレイするんです。

染谷:まるで、タイムリープしているみたいですね(笑)。

片岡:タイムリープしている監督は、言い得て妙ですね。愛するクラブを最強にするために、タイムリープを繰り返しています(笑)

染谷:野村さんは下部リーグのクラブでプレイしているとのことでしたが、ビッグクラブでプレイすることはないのでしょうか?

野村:下部リーグでプレイしていても、ビッグクラブが気になるときが出てくるんですよ。具体的には、ゲーム内でビッグクラブが低迷しているときですね。弱くなってしまった名門を再び強くさせるプレイに魅力を感じることがあります。その場合は指揮していたクラブを辞任して、低迷している名門クラブの監督になります。ただしそれは例外的なことで、個人的には下部リーグのクラブを数年かけて昇格させていくプレイが好きですね。

片岡:同じクラブでいい成績を収め続けることによって、当初は来てくれなかった選手がクラブに来てくれるようになりますよね。自分が監督として好成績を収めたことで、クラブの知名度や格が上がったように感じる瞬間です。

染谷:下部リーグのクラブから昇格していったときに、元トップクラスのベテラン選手を雇うのが楽しいですよね。年を取っているため能力値的には心もとないけれど、「あの有名選手が我がクラブに!」のような感動を味わうことができる。

野村:選手はもちろんですが、最近はスタッフの採用にもこだわっています。もう引退したかつての名選手をスタッフとしてクラブに呼び戻すんです。たとえば、バレロンをデポルティーボ・ラ・コルーニャに呼び戻したときはテンションが上がりました。正直スタッフ能力が低い元選手も多いんですが、そこはある程度割り切ってスタッフになってもらいます。もう最近はクラブのレジェンドを揃えることに夢中です。

片岡:デポルティーボ・ラ・コルーニャにバレロン! それはテンションが上がりますね。『フットボールマネージャー』のすごいところは、クラブの歴史も記載されているところです。そこを読むとクラブのレジェンドもわかりますし、元選手がスタッフとして仕事を求めていることがありますからね。

野村:起用する選手全員をユース出身者で固めることを、究極のプレイとして目指しています。地元出身者にこだわって選手を揃えるプレイも実践していますね。そうはいっても、バスク地方の選手しか獲得できないアスレティック・ビルバオほどの制約を課すのは少し厳しいですけど。

片岡:トップチームで通用するユース出身者を確保することは大切ですよね。UEFAチャンピオンズリーグでも、原則最低4人は登録しなさいというルールもありますし。知名度は低いけれど有望な選手は、経験上ブラジルに数多くいるような気がするので、プレイするときはブラジルリーグをオンにしています。登場する選手の質や数が変わってくるんです。

染谷:ブラジルリーグには、いい選手がたくさんいますよね。ただし、本作で搭載されたJリーグでプレイしていると移籍資金の関係からトップクラスの選手を引き抜くのは難しいですね。ブラジルリーグの1部のクラブからだとうまくいかないこともあるので、2部にいる選手を獲得するほうが現実的なときもありました。

  • ▲本作では明治安田生命Jリーグの公式ライセンスが取得。

片岡:Jリーグでプレイしているときに、選手が他クラブに引き抜かれたときはどのように感じますか?

染谷:海外のクラブチームに移籍したときは、少しだけ誇らしくなりますね。手放したくなかったけど、海外で活躍している姿を想像するとうれしくなっちゃいます。日本人選手の海外移籍を通じて、世界のサッカーへ挑戦している感覚がありますね。そのあたりは、ヨーロッパのクラブを率いるのとは違うかもしれません。

片岡:ただし、中東やプレミアのクラブからの引き抜きはおそろしいですよ。とくにスペインリーグでプレイしていたときに恐怖を感じました。設定した金額以上のオファーが届いたときはそのオファーに応じなきゃいけないという最低移籍金が、習慣としてスペインクラブ所属の選手には設定されているんです。かなり高額に設定されているため、そこを突破するオファーは少ないはずなんですが、資金的に恵まれているリーグのクラブは最低移籍金を満たすオファーをガンガン出だしてきます。これも現実のサッカー界を反映していますよね。

  • ▲最低移籍金を支払えるクラブがイングランドや中東に存在しているため、いつ選手が引き抜かれてもおかしくないスペインのクラブ。

セットプレイコーチの導入やチュートリアルの充実でより遊びやすく

染谷:最新作の『フットボールマネージャー2024』で変わった点や気になっているところはどのようなものがありますか?

片岡:セットプレイコーチを新しく雇えるようになったことですね。セットプレイのみを考えてくれるコーチなんですけど、現実のサッカーにも最近出てきたんです。セットプレイの戦術やトレーニングを委任できるので頼りになります。

  • ▲セットプレイ戦術を委任できるセットプレイコーチが新作で登場。

野村:基本的な部分は前作と一緒なんですが、設定しやすくなりましたね。セットプレイに関しては本作が一番いいと思いますよ。全部手作業だったのからすると、格段に楽です。

片岡:現実のサッカーでも、監督がすべてを設定しているわけではなかったと思うんです。コーチが担当することもあったでしょう。セットプレイコーチという専門職の搭載に合わせてセットプレイの設定をしやすくしたのが今回成功していますね。セットプレイコーチに任せるという認識があれば、その成果もわかりやすくなります。

染谷:自分もセットプレイコーチに任せていますね。トレーニングセッションや細かなボジションまでも考えてくれるのが本当に助かる。サッカーへの知識がかなりあっても、適切なセットプレイを設定できるかは難しいことですから。

片岡:試合中のシーンでセットプレイのバリエーションが豊かなのがいいです。ニアサイドにクロスを上げてヘディングを決めることもあれば、ファーサイドに上げてスペースに落としてから別の選手が走り込んでシュートを決めることもありました。フリーキックのシーンでは、1人目がちょっとズラして2人目がシュートを決めることもありました。

野村:結構いい感じですよね。今までのシリーズで正直手間がかかると感じた部分をお任せできて、さらに結果が伴うとうれしいです。

片岡:1シーズン通してみたときに、現実的な結果になるところもいいですね。セットプレイコーチに任せたときは、センターバックが1シーズンで5得点ぐらい決めてくれました。20得点とか30得点とか極端に強くなりすぎないところが、リアルでいいですね。

  • ▲セットプレイコーチのおかげでゴール数が増えたセンターバック。

片岡:チュートリアルが親切になったのも見逃せません。ゲームの進行に応じて段階的にチュートリアルが出てくるようになりました。「戦術と移籍を1日で理解しろ」のようなスパルタ式は微塵もありません(笑)。初日は戦術のチュートリアルで、2日目はトレーニングセッションのチュートリアルがあると事前に教えてくれますので、段階的にゲームに親しんでいくことができます。

野村:チュートリアルは今回かなりいいですよね。チュートリアルを受けたあとで、監督が担当するのか、それともスタッフに任せるのかを選択できますし。アシスタントマネージャー推奨の選択肢も教えてくれるので、迷うことが減りました。

  • ▲段階的に実施されるチュートリアル。

染谷:みなさんはどの程度をスタッフに任せますか?

片岡:私は全部自分が責任を持って担当しますね。トレーニングのスケジュールや親善試合の設定も自分でやります。セットプレイはセットプレイコーチに任せるのもいいですが、いずれは自分で弄りたくなるでしょうね。勝ったときも負けたときも最大限感動したいので、文字通りの全権監督として戦っていきたいです。

野村:自分はトレーニングのスケジュールだけは、スタッフに任せてしまいますね。というのも、フォーメーションと戦術を決めてしまえばそれに見合ったトレーニングをスタッフが組んでくれますし。それで問題なかろうという判断です。

染谷:自分もトレーニングの設定は、クラブのスタッフにお任せしちゃいますね。そうでもしないと、一向に日程が進まない。片岡さんのように、ガチな全権監督も憧れますが(笑)。

片岡:誰かに任せられるのも監督の必要な資質ですよ。優秀なスタッフをそろえればトレーニングは任せても全然OKですし、巻き起こる問題に判断を求められるときもアシスタントマネージャーが推奨することを選べばゲームを進めやすくなりました。

染谷:戦術はどのように決めていますか? こちらもアシスタントマネージャーの推奨にしたがってやれば、かなり手軽に戦術を作ることができるようになりましたよね。

片岡:かなり的確なアドバイスをアシスタントマネージャーが教えてくれますよね。それでも自分の理想とするサッカーのために、ときには自分流を貫かせてもらうことが多いですね。選手に設定できる役割は改善されていて感動しました。3冠王者のマンチェスター・シティFCを支えた“偽サイドバック”が“インバーテッドウインドバック”として再現されています。リアルサッカーの再現が楽しいですね。

野村:プレイヤーがやりたい戦術を再現できる懐の広さがあるのが、『フットボールマネージャー』のいいところです。今より洗練されていなかった過去作では、“ティキ・タカ”と呼ばれるショートパスを多用する戦術の再現が難しかったんです。試行錯誤を繰り返すうちに、“ドリブルを控える”というルールを選手に理解させることで本物の“ティキ・タカ”のように戦うことができるようになりました。プレイヤーの気づきで、戦術を変えていけるのがたまらないところですね

  • ▲細かな指示1つでまったく変わってくる戦術。

染谷:優勝した戦術でも通用しなくなるのが本作の恐ろしいところですよね。相手もきっと研究しているんでしょう。翌シーズンから勝てなくなってくる。ですので、シーズンが切り替わるタイミングでフォーメーションや戦術を見直すようにしています。

シリーズ初心者は何から覚えればいい?

染谷:はじめて『フットボールマネージャー』をプレイする人は、どのように本作をプレイすればいいのでしょうか?

片岡:初心者の方には、まずビッグクラブでプレイすることをおすすめします。選手もそろってるし勝ちやすい。勝てるのはゲームを続けるうえでモチベーションになります。全権監督としてできることが異常なほど多いので、最初はアシスタントマネージャーに任せたいところは任せていいと思います。極論で言えば、試合と移籍だけを監督が担当するという形でもいいでしょう。監督とスタッフの担当分担は、ゲーム中いつでも変更できますしね。

野村:現実のサッカーの試合を観たりニュースを追いかけているような人だと、アシスタントマネージャーのオススメを選んでいけばゲームの雰囲気をつかんでいけると思いますね。興味をもったところをカスタマイズしていく楽しみは、片岡さんのおっしゃるとおりです。ゲームの細かな設定を考えるのが好きな人にとっては、わからないなりに手探りで進めていくのも楽しいでしょうね。クラブについては強いチームでなくてもいいと思います。下部リーグならではの楽しみもありますので。

染谷:お任せでプレイしていくうちに、ゲームの流れがわかっていきますからね。いろいろな情報が出てくるので、何から手をつけるかはプレイヤーによるでしょう。自分なんかは、選手を高く売ってクラブの懐を潤わせてあげようという形でもハマりましたね。“サッカー好き”だからこそ、グッとくる要素がたくさんあるんですよ。それをどんどん追求したくなる力をこの作品は持っています。

  • ▲チームの戦術スタイルはアシスタントマネージャーのオススメ参照可能。
  • ▲推奨フォーメーションもあるので慣れるまではそちらを選んでもOK。

片岡:初心者へのアドバイスとしては、セーブデータを小分けに保管しておくことですね。全権監督としてすべてを行う私のようなプレイスタイルだと、1シーズン20時間かかるんですよ。1カ月に1つほど、セーブデータを残しておくほうがいい。選手の不満に対応するときもセーブデータを残しておいた方がいいでしょう。慣れるまでは選手の対応でこじれることが多いです。選手が怒ってしまって移籍志願を出されると、こっちのテンションは下がってしまいます……。

染谷:やり直す環境を作ったほうが、結果的にゲームをプレイし続けられるということですね。取り返しが付かない状態に陥ってしまうとつらいですからね。

片岡:シーズン終了のタイミングも危険ですね。「新しい挑戦がしたいから移籍させて」みたいなことを言う選手がいます。優勝の余韻に浸っているのに、そういうことを言われると翌シーズンのプレイが億劫になってしまうかもしれません。そのときは一旦休むと、プレイヤーも落ち着いた状態になっているでしょう。そうはいっても、ハマっちゃうとやめられないんですけどね(笑)。

染谷:気づいたら、現実世界の1日が終わっていることがあります。今日1日『フットボールマネージャー』やってるだけだったなぁってことが何度もありました(笑)

片岡:実在選手はもちろんですが、架空の選手を使うのもいいとお伝えしておきます。架空の選手を手塩にかけて育てることでプレイヤー独自の世界が築かれるんですよ。私はシリーズのとある1タイトルでは、20シーズンプレイしたセーブデータがあります。そこまでくると実在選手はほとんど引退して架空選手ばかりですよ。それでも彼らには、まるで実在するかのようなリアルさがあった。今でも名前を呼び出せます。体は弱くて1シーズン20試合しかでられないけど、出れば20得点決めてくれるようなストーリーが記憶に残るんですよね。

染谷:そういう選手が、UEFAチャンピオンズリーグ決勝でゴールするとテンションが上がりますよね。

片岡:テンションマックスですね(笑)。現実のサッカーを観ていて「あの選手のようなプレイをするなぁ」と思っていたら、架空の選手と重ねていたことが私にはあります。そういえば『フットボールマネージャー』の選手だったなと。プレイヤーそれぞれの世界があるんですよ。ほかのプレイヤーと自分の世界を比較したり、現実のサッカーと照らしあせていく楽しみは『フットボールマネージャー』プレイヤーの誰もが持っている感覚かもしれませんね。『フットボールマネージャー』のプレイヤーが増えて、いろいろな話を聞きたいところです。自分のプレイを語りたくなるし、ほかのプレイヤーの話を聞きたくなる特別な力が『フットボールマネージャー』にはあるんですよ。

  • ▲クラブや選手とともに、自分だけのストーリーが生まれていくのが『フットボールマネージャー』の魅力!

 シリーズを愛するプレイヤーが集結したこともあって、予想を超える白熱ぶりで行われた『フットボールマネージャー』座談会。自分の“好き”を相手と共有できるのは、とても楽しいことでした。

 まずサッカーを通じて『フットボールマネージャー』と出会い、次は『フットボールマネージャー』との出会いをきっかけにしてファン同士の交流が生まれていくのは素敵なことです。

 最新作『フットボールマネージャー2024』でも、サッカーファンのさらなる交流が育まれるでしょう。さまざまなプラットフォームで発売されますので、自分に合ったプラットフォームでプレイしてみてください。

製品概要

商品名:Football Manager 2024(フットボールマネージャー2024)
対応機種:PC(Steam/Epic/Windows)/ Mac
発売日:2023年11月7日(火) 配信予定
希望小売価格:5,445円(税込5,990円)

商品名:Football Manager 2024 Console(フットボールマネージャー2024コンソール)
対応機種:PlayStation5 / Xbox Series X|S
発売日:デジタル版 2023年11月7日(火) / PS5パッケージ版 2024年1月12日(金)発売予定
希望小売価格:5,445円(税込5,990円)

商品名:Football Manager 2024 Touch(フットボールマネージャー2024タッチ)
対応機種:Nintendo Switch
発売日:デジタル版 2023年11月7日(火) / Nintendo Switchパッケージ版2024年1月12日(金) 発売予定
希望小売価格:Nintendo Switch版:4,536円(税込4,990円)

商品名:Football Manager 2024 Mobile(フットボールマネージャー2024モバイル)
対応機種:Netflix(※サブスクリプションサービスへの加入が必要)
発売日:2023年11月7日(火) 配信予定

ジャンル:サッカークラブ経営シミュレーション
プレイ人数:1人
発売・販売:セガ
CERO表記:A区分(全年齢対象)


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