レビュー:『バイオハザード RE:4』VRモードはナイフ&銃の二刀流が超カッコいい! 直感的な操作で新鮮に楽しめる

Ak
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 PS5版『バイオハザード RE:4』向けに今冬リリース予定となっている『バイオハザード RE:4 VRモード』。

 東京ゲームショウ2023で遊ぶことができた試遊版のレビュー記事をお届けします。

周回しまくった序盤の建物がまさかこんなに怖いとは……!

 今回の試遊でプレイできたのは、ゲーム開始地点から村に到達するまでの道中。プレイ時間は30分ほどです。

 『バイオハザード RE:4』は先行レビュー時点で6周、発売後は数えるのをやめたほどに周回しまくった自分。

 流石にそんな最序盤のプレイでは、いかにVRモードといえど、そこまでの衝撃はないだろうと思ってましたが……。

 正直、舐めてました(笑)。

 もう、最初の建物に入った時点で超怖い! まったく敵が出てこない段階ですら、歩くだけでビビります。

 周回を重ねた結果、もはやレジャー感覚で一瞬で通り過ぎるだけだった建物が、視点が変わるだけでこんな恐怖を感じるとは……。

 物陰から何か出てきそうで、進むのが怖くなります。出現する敵は通常モードと同じなのはわかっていても、それでもなお怖い!

 グラフィックの作り込みに関しても、主観視点になったぶんしっかり確認できるようになります。

 主観視点だと、最初の鹿の亡き骸のおどろおどろしさにも改めて圧倒されます。

 ちなみに、通常モードで調べられなかったものは調べられませんが、調べられたもの(紋章のような木のチャームなど)は手に持って調べられます。

 知り尽くしたギミックですら新たな発見があるので、じっくりと探索したくなりますね。ちなみに弾薬やハーブなども手に持って観察できます。

 実際、試遊時は最初の敵に会うまでに時間をかけすぎて、ガイドの方に少し残り時間を心配されました(笑)。

アクションはより直感的に! 銃のリロードアクションがそれっぽくて超カッコいい

 もちろんアクションもVRに最適化されており、銃撃やナイフによる攻撃も直感的に行えるようになっています。

 銃は初期状態ではレーザーポインタはもちろん照準もないので、狙ったところを撃つには少々射撃の腕が必要に!

 ほかのVRシューターに慣れている人であれば問題ありませんが、直感的な射撃になるので人によってはしばらく戸惑うかもしれません。

 試遊時点では触れませんでしたが、本作には攻撃範囲が広い武器も多数存在するので、射撃が苦手な場合はそちらを利用するのもアリかも?

 また銃の場合はリロードアクションも直感的に行うことができます。

 銃を右手で持っている場合、右コントローラーの□ボタンでマガジンを排出→左手で腰からマガジンを抜いて銃に装填→コッキングを行うというのがリロードの一連の流れです。

 ワンボタンでリロードできた通常モードと比べると一見複雑ですが、慣れてくると素早くリロードできるようになります。

 ちなみにコッキング(銃の背面を引く動作)は弾を撃ち切らない場合はやらなくてもリロードできましたが、リロードしてる感をかなり感じられるので余裕があればやることをオススメします!

 とにかく一連の動作がカッコいいので、ちょっと弾が減ったらこまめにリロードしたくなります。別の重火器のリロードも再現度が高そうなので、試してみたかったですね。

 直感的な操作でより進化を感じたのが、やはりナイフアクション!

 通常モードでもオリジナル版と比べてパリィやトドメの一撃が可能になったことで存在感を増していましたが、VRモードではよりカッコいい操作が可能になっています。

 通常モードではタイミングを合わせないといけなかったパリィも、VRモードではナイフを構えておくだけで簡単に行えました。

 もともとそこまでシビアではなかったものの、より使い勝手が向上した印象です。

 ちなみに、ナイフは逆手持ちにすることも可能。逆手持ちにするとステルスキルなどに便利です。ただし、パリィはどちらの持ち方でも可能なので、好みで持ち方を変えるのもアリでしょう。

 VRモードでは基本的に主観視点になりますが、ムービーとメレーのときだけは通常のTPS視点になります。激しい動きを主観視点で見ると確実に酔うので、ありがたい配慮ですね!

 酔いに関しては、ダッシュや激しく動く際は視界が狭まるなどの工夫もあるので、別のVRゲームと比べても酔いにくくはなっています。

(とくに意味はないけど)武器のお手玉が超楽しい! より魅せプレイを意識したくなるシステム

 ちなみに、ハンドガンとナイフを両方持ちながら戦うことも可能。パリィがやりやすくなるので、意外と実用的です。何より見た目が諜報員っぽくてカッコいい!

 懐中電灯とハンドガンを同時に持つのもカッコいいですね。実際暗い場所では、目標を照らしながら狙いを付けることになると思います。

 また武器やナイフは、上空に投げてキャッチすることもできます。左手で投げて右手に持ち替える、お手玉のようなテクニカルな動きも可能。

 戦略的な意味は一切ないですが、ひたすら楽しいので魅せプレイをしたくなる! 試遊時間が残り少なくなってからは、ずっとお手玉で遊んでいました(笑)。

 見慣れた場所でも新鮮な気持ちで探索できるようになり、直感的な操作でまるで別ゲーのような体験が楽しめるVRモード。

 自分のように通常モードをやり込んだ人でも新作のように楽しめるので、PS VR2を所持している人はぜひプレイしてみてください!

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