『ディズニー イリュージョンアイランド ~ミッキー&フレンズの不思議な冒険~』レビュー。ミッキーたちと広大な島を巡る横スクロールアクション
- 文
- 滑川けいと
- 公開日時
7月28日発売のNintendo Switch用アクションアドベンチャーゲーム『ディズニー イリュージョンアイランド ~ミッキー&フレンズの不思議な冒険~』のレビューをお届けします。
本作は、ディズニーを代表するキャラクターであるミッキーやミニーなどを操作して遊ぶ横スクロールアクションゲーム。シンプルな操作に独特な世界観と、プレイしても見ているだけでも年齢問わずに楽しめるのが特徴です。
今回発売に先駆けて、本作をプレイする機会をいただきました。この記事では、プレイを通して感じた本作の魅力をお届け。どのような楽しみ方ができるか紹介していきます。
モノス島でミッキーの新たな冒険が幕を開ける!
本作の舞台となるのは、神秘的な島“モノス”。ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィーはピクニックをするために、それぞれに届いた地図を頼りにモノスにやってきました。
最初は4人の誰かがサプライズによこした地図だとそれぞれが思い込んでいたのですが、実はその地図はモノスに住むホーカンたちのリーダーである“トク”がミッキーたちを呼ぶために出したものだったのです。
トクは、盗まれてしまった島のお宝である3冊の本を取り戻してほしいとミッキーたちに懇願します。ヒーローだと言われ悪い気がしないミッキーたちは3冊の本を取り戻すべく、モノスを冒険することになるのでした。
できることが増えるたびにもっと冒険したくなる広大なマップ探索!
本作では、ミッキーたちを操作してモノスを探索していくことになります。
ミッションの目的地にたどり着くことでストーリーが進行し、新たなミッションが追加。それらを達成していき、盗賊に奪われたと言われる3冊の本を取り戻していくのです。
本作は探索がメインとなり、基本的に行える操作は移動とジャンプのみ。そのため、「操作性が難しくてプレイできない」ということはありません。
また、地図を開けば次の目的地には印が付いているため、単純にストーリーを追うだけであれば迷うことも少ない印象です。
道中ではミッキーたちのお邪魔をしてくるエネミーやギミックも存在。接触してしまうとダメージを受けてしまい、体力である“ハート”が減ってしまいます。ハートがなくなると直前に触れたチェックポイント“ポスト”からやり直しに……。
ただ、ハートの数は難易度の変更によって増やすことができますし、ポストもほどよくマップ内にちりばめられているのでやり直しがそこまで苦と感じるほどではありませんでした。
むしろサクサクッとやり直せるので、「よっしゃ、もういっちょやってみるか!」といった具合に直前の失敗を引きずることなくテンポよくプレイできます。
本作ではモノスというひとつのマップを巡ることになるのですが、これがまぁ驚きの広さ。
しかもアリの巣のようにいろいろな場所で枝分かれしており、「あっちにいったらどうなっているんだろう」、「こっちには何があるかな……」といったように、ついつい寄り道したくなります。
まあ、ディズニーならではの不思議でかわいい世界観のおかげで、寄り道すら楽しいんですけどね!
さらに探索欲をかき立てるのは、ミッキーたちが使える特殊な能力の存在です。
ストーリーを進めると、ミッキーたちは滞空時間が延びる“ブーストジャンプ”や壁を蹴ってさらにジャンプできる“壁ジャンプ”などの能力を習得できます。
成長した感覚を味わえるからか、次はどんなことができるようになるんだろうとついつい進めたくなっちゃうんですよね。
ゲーム序盤から「あの場所には何かのタイミングで行けるようになるんだろうな」と思うところが多々見られるので、何か能力を覚えるたびに戻って探索し直したくなるのもポイント。
先行プレイだったから先に進めていたものの、普通に購入してプレイしていたら探索が終わらない未来しかありません。探索欲の強い方は(いい意味で)要注意です。
やりこみ要素も盛りだくさん! モノスの謎を解き明かそう!
楽しめるのはストーリーだけではありません。モノスには多くの謎が満ちており、やりこみ要素も豊富に盛り込まれています。
それが“カガヤキ集め”、“トークン&ミッキー記念アイテム集め”、“隠れミッキー探し”です。
カガヤキ集め
マップのいたるところにはカガヤキがあり、一定数集めることでパネルが開放されていきます。
パネルを開放していくとモノスの景色を描いた1枚絵が完成するほか、ハートの最大値がひとつ増加します。
どうしても途中で力尽きるのはいやだ! という方は積極的に獲得していくとよさそうですね。
トークン&ミッキー記念アイテム集め
モノスの各所にはトークンやミッキー記念アイテムといったアイテムが配置されています。
もちろん収集は自由。ですが、手に入れたアイテムにはモノスに生息している生き物や植物の情報が書かれており、ストーリーだけでは語られないモノスの島について詳しく知ることができるのです。
これらのアイテムは簡単に取ることができるものもあれば、隠し通路にあるもの、ちょっとしたテクニックを使うことで取れるものもあります。
すべて集めるのはかなり大変そうですが、モノスの島の全貌を知るためにコンプリートしたくなっちゃいますね。
隠れミッキー
ディズニーといえば“隠れミッキー”。この隠れミッキーはモノスのいたるところにも登場します。分かりやすいものから、まさに“隠れ”といえるものまでさまざま。
ゲームスタートからモノス内では隠れミッキーは確認できるのですが、本格的に探せるようになるのはゲームをある程度進めて“カメラ”を入手してからになります。
それまでは隠れミッキーを見つけたら「ああ、ここにあるのね」と、ある場所をチェックしておくと以降の収集がしやすくなりますよ。
隠れミッキーを探せるようになってからは、隠れミッキーが近くにあると反応が出て教えてくれる親切設計。
ただ、この反応はオフにもできます。「自分はそんなものに頼らなくても自力で見つけてやるぜ!」という方は、ぜひオフにしてチャレンジしてみてください。
家族でプレイする際は、あえて反応をオフにして「これじゃない?」「あそこかも!」とワイワイ宝探し感覚でやってみるのもおもしろいですよ!
複数人で協力しながらモノスを巡ろう!
本作はひとりで楽しむこともできますが、最大4人まで一緒にプレイが可能。ひとつの画面に全員がおさまる状態になるため、画面も賑やかになります。
「あっちに行ってみよう」「あそこに何かあったよ!」など、実際に声を掛け合いながら進めていきましょう。
複数でプレイする場合、ミッキーたちは“ハグ”“ロープドロップ”といったマルチプレイ能力を使用できるようになるのもポイント。
ハグはハートの最大値を増やし、ロープドロップはロープを垂らして後続が段差を昇りやすくなるようフォローできるなど、マルチプレイ能力を使えばゲームを進めやすくなります。
特に便利だなと感じたのは、ロープドロップ。ゲームに慣れた人であれば何ともない段差でも、不慣れな人だと昇るのにもひと苦労するかもしれません。
ロープドロップを活用すればゲームに不慣れな人のお手伝いができるので、まだ操作に不慣れな方とプレイするときなどに活用することでより楽しく、快適にプレイできますよ。
ミッキーをはじめとするディズニーキャラクターたちが活躍する『ディズニー イリュージョンアイランド ~ミッキー&フレンズの不思議な冒険~』。かわいらしいアニメーションやシンプルな操作感など、年齢問わず誰でも楽しめるようになっています。
ひとりはもちろんですが、ぜひファミリーにおすすめしたいタイトルですね。この夏はミッキーとともに、不思議なモノス島で大冒険に繰り出しましょう!
© 2023 Disney
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